井信行さんとBBQ。

先日、村の「産山社子屋」のイベントへのお誘いを受けて、牛飼いの井信行さんの講話を聞きに行ってきました。新聞記事を拝見したことはあったのですが、実際にお目に掛かるのは初めてでした。

牧野と牛飼いの関係、飼料の考え方など、なるほどなるほどと、終始頷きながらお話を伺いました。畜産のひとつの哲学を垣間見た気がしたものです。
会場は、村外からの参加が多く、僕がさまざまな地域プロジェクトで経験してきた情報の特徴的な広がり方を再確認しました。情報発信は、必ずしも中心点から同心円のように拡散するものではなく、遠くの点から別の場所と繋がって線になり、それがさらに広がり、中心点に戻ってようやく面になる。情報の伝播では、よくこんなことが起こります。

講話の後は、会場を移して念願の赤身肉を堪能しました。地元の野菜や新米のおにぎりもいただき、その後は皆さんがお泊まりになるバンガローにお邪魔して、村内外の新たな方々とお酒を飲んで盛り上がりました。農家、議員、弁護士と多士済々。産山村の魅力のお陰で、僕までお裾分けに預かりました。感謝。(江副P)

井さん講演会

 

 

各地区での座談会を開催しました

「うぶやま未来計画」はこれからの村づくりの方針となる大切なもの。8月24日~9月4日にかけては、地区座談会を開催しました!スタートは午後7時。夕食が終わってから、各地区の公民館に集まってもらいました。

田尻地区、南部地区、山鹿地区、産山地区の計4回。5つの分野(活力ある産業振興の村づくり、安心して暮らせる健康・福祉のむらづくり、豊かな心を育む教育・文化の村づくり、快適で安全な村づくり、行財政が効率的な村づくり)に分かれてグループワークに取り組んでいただきました。

グループワークの内容は、この3つ。①村や地区の良いところ、②直面する問題、③その解決策。

最後の③については、さらに3つに分けて、①一人でできること、やりたいこと、挑戦したいこと、②地区で解決できること、③役場や外部と協力してできることに分けて、皆さんに意見を出してもらいました。

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付箋に課題やアイディアを書いてもらい、グリッド内に貼っていきます。できあがったら、グループごとに発表をしてもらいました。

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こうやって整理することで、村の現状や各地区の現状が「見える化」されてきたようです。

参加者からは「村の景観、星空や水の美しさなど、あたりまえだと思っていたことを別の視点でみることができ、再発見することができた」といった感想も聞かれました。

村の抱える課題を解決する方法を一緒に考えてもらう過程を通して、村民もともに実施できる計画ができあがるのではないかと思っています。(産山村役場 企画振興課)