見えてくるもの。

ここ数ヵ月、うぶやま未来計画立案に向けて、村内の各地区、さまざまなグループを訪ねて、いろんなお話を伺いました。自然、環境、農業、林業、教育、福祉、移住などなど、幅広いテーマに関する数多くの課題と可能性が浮かび上がってきました。
興味深かったのは、「信号がない」という事実を、短所と受け止める意見と長所と受け止める意見が両方あったこと。夜の暗さも同様でした。街灯が少ないと考えるか、星がきれいと考えるか、解釈次第でその価値が異なるんですね。示唆に富んだリアクションでした。

プロジェクトは今後、立案の段階に入っていきます。その際、いただいたたくさんのご意見を、言葉面のまま鵜呑みにすることなく、その根底に横たわる真意と取り組むべき本当の課題を見極めていきたいと思います。そして、それを解決する道筋を提示して共感をいただけるよう知恵を絞っていきます。乞うご期待。(江副P)

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各地区での座談会を開催しました

「うぶやま未来計画」はこれからの村づくりの方針となる大切なもの。8月24日~9月4日にかけては、地区座談会を開催しました!スタートは午後7時。夕食が終わってから、各地区の公民館に集まってもらいました。

田尻地区、南部地区、山鹿地区、産山地区の計4回。5つの分野(活力ある産業振興の村づくり、安心して暮らせる健康・福祉のむらづくり、豊かな心を育む教育・文化の村づくり、快適で安全な村づくり、行財政が効率的な村づくり)に分かれてグループワークに取り組んでいただきました。

グループワークの内容は、この3つ。①村や地区の良いところ、②直面する問題、③その解決策。

最後の③については、さらに3つに分けて、①一人でできること、やりたいこと、挑戦したいこと、②地区で解決できること、③役場や外部と協力してできることに分けて、皆さんに意見を出してもらいました。

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付箋に課題やアイディアを書いてもらい、グリッド内に貼っていきます。できあがったら、グループごとに発表をしてもらいました。

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こうやって整理することで、村の現状や各地区の現状が「見える化」されてきたようです。

参加者からは「村の景観、星空や水の美しさなど、あたりまえだと思っていたことを別の視点でみることができ、再発見することができた」といった感想も聞かれました。

村の抱える課題を解決する方法を一緒に考えてもらう過程を通して、村民もともに実施できる計画ができあがるのではないかと思っています。(産山村役場 企画振興課)